立川高校入試報告会 本年の入試結果と大学進学状況
2026.05.23
塾・予備校関係者を対象とした入試報告会が開催された。以下立川高校の受験を検討するとき、参考となるポイントを挙げたい。
① 一般入試の倍率と合格者の男女比について
東京都教育委員会が発表した最終応募倍率は、募集220人に対して応募者は323人で、1.47倍であった。しかし実際は、創造理数科と併願して普通科に回った98人も合わせると実受験倍率は1.77倍となり、都立高校の普通科では最も高い学校のひとつとなった。合格者は225人で、男女の内訳は男子139人女子86人であったそうである。
男女別の募集であった2023年の合格者は男子118人、女子110人だったので女子の合格者が大きく減少している。ただし、推薦入試の合格者は男子15人、女子41人であったそうなので、普通科の入学者の1クラスあたりの男女比は男子22人女子18人程度のバランスとなっている。
② 合格者の成績分布
立川高校の創造理数科と普通科は併願が可能なため、入試問題は共通である(英数国は自校作成)。まず倍率約4倍の創造理数科の合格者を決めてから、普通科のみの志願者と併せて普通科全体の合格者を決める。こうした合格者の決定手順から、創造理数科の合格者が得点上位を占めるというイメージがある。創造理数科の合格者の最低点と普通科全体の合格者の合格最低点は50~60点の差があるそうだが、創造理数科の合格者の最低点を上回る普通科のみの志願者が40人近くいるということなので、最上位を創造理数科の合格者が独占しているわけではない。事実今年の東大合格者は普通科の卒業生ということであった。
③ 本年の大学進学状況について
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けた最初の卒業生が卒業した2021年に国公立大学の現役合格数が120人を超えた(前年までは80人前後)。その後130人前後の数字で推移している。進学指導重点校の目標となっている東大・京大・一橋・東京科学大・国公立医学部に旧帝大を加えた進学者数は本年39人となっており、創造理数科の初めての卒業生を出した昨年以降大きく伸びている。大学進学で大きな目安となるGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への合格者数はのべ311人で進学者数は41人。早慶上理ICUの合格者はのべ142人で進学者は44人となり、GMARCHへの進学者数を初めて超えた。浪人率は25.5%で、近年20%前後で推移してきたのに比べると、合格している大学があってもより上位の大学をめざす積極的な浪人が増えているようだ。