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いま注目される高等専門学校(その2) 東京工業高専の状況

2026.09.09

いま注目される高等専門学校(その2) 東京工業高専の状況

こんにちは 吉田順一教育研究所です。

近年国の施策もあり、期待が高まる高等専門学校(「高専」)ですが、既存の全国の高専でトップに位置する東京工業高専の現状を概観します。

入試制度と学科選択制度

まず全国に51校ある国立の高専は統一の入試日(二月の第二日曜日)に共通のマークシート形式で実施されます(平成28年からマークシート方式に変更)。来年は学力検査2月14日(日)、合格発表2月19日(金)、確約書提出期限は3月1日(月)で都立高校の一般入試発表日と同日です。募集は5つの学科で各40名合計200名です。この定員を推薦6割、学力試験4割の比率で充足します。試験科目は英・数・国・理の4科目で数学は2倍の傾斜配点です。合否は学力7割、内申3割の比率で決定します。志望学科は学科ごとに合格発表しますが入学時は仮配属で、入学後の1年間教員や先輩学生によるガイダンスや実験室・研究室の見学を通じて自分にあった学科を2年進級時に改めて志望し、配属学科が決まります。なお、推薦入試から受験する場合は改めて出願書類の提出や受験料の納付は必要がありません。

志願者数と受験倍率


平成6年度平成7年度平成8年度
合計志願者数 401 402 334
(内推薦志願者数) 148 148 135
募集倍率 2.0 2.0 1.7

いかがでしょうか。企業や工学系の難関大学からも熱視線を浴びている国立の高専の中でもトップクラスの東京工業高専でも、意外な募集状況なのではないでしょうか。一般の中学生には進路としてあまり意識されていない状況が浮かび上がります。一番のポイントは私立・都立と異なる入試日が設定されていて確約書提出期限も都立高校の発表日と同じだということですね。いまや卒業生の半数近くが大学に編入学し、大学院に進む東京工業高専は都立、私立に次ぐ第三の選択肢として検討してよいのではないかと思います。