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いかに合格点を取るか 一つの具体的な考え方

2026.10.21

いかに合格点を取るか 一つの具体的な考え方

こんにちは 吉田順一教育研究所です。

もう20年位前の話ですが、都立の自校作成入試校の校長先生が5人出席しての座談会で、始めはそれぞれの学校紹介をお願いしました。するとトップバッターの先生が「今日参加の学校の中で最も入りやすくて最も入学後の学力を伸ばすのはわが校です!」と強烈な先制パンチを繰り出し、それを合図に各校の校長先生がアピール合戦に突入するということがありました。当時の都立高校改革の熱が伝わる話ですが、その席でその校長先生がそれまでのタブーを破る説明もして下さいました。それは、何点ぐらいの点を取れれば合格できるか、というお話です。当時(今も)合格最低点の公表はしてはいけないという縛りがあったのですが、受験生にとって「何点取れれば合格できるのか」は大きな関心事項です。そこでのお話は「共通問題である理科社会は80点以上取ってください。自校作成校で英数国の3教科は受験者平均点を取れば必ず合格しますが、苦手な教科で平均点を10点下回っていても合格できます。」内申についても「オール4で5が3つくらいあれば合格している生徒は多いです。3の教科があればその分、余分に一つ5を取ればいいのです。」という、当時としては画期的かつ具体的なお話でした。

平均的な内申を持っているとき、学力検査の各教科で平均点以上を取れれば必ず合格できるというのは、出願倍率が2倍を超えていないときは当然ですね。現実にはある教科で平均点を取れない人も大勢いるわけですから、苦手な教科で平均点を10点下回っている教科があっても十分合格可能というのは納得できることです。角度を変えて考えると得意な教科で受験者平均点を10点上回ることができれば、その分苦手な教科をカバーできるわけですね。

都立高校受験は基本的には調査書点と入試得点の総合点で合否が決まります。すべてができることは理想ですが、学力検査で受検者平均点が60点の教科があるとすれば、40点分は出来ていなくても合格できるとも言えるわけです。例えば数学で苦手な単元があってもほかの単元で出来るだけ得点する、あるいは他の教科でその分上積みをすればいいのだ、という発想であきらめずに努力を続けてください。次回は教科ごとに合格点に近づく方法です。(続く)